アメリカ発の新興メーカーであるダイアデムから、代表モデルにあたるエレベートです。
- この記事のポイント
- エレベートの詳細&インプレ
- どんなプレーヤーに合うのか
- お勧めのセッティング
メーカーカラーであるティールを貴重とした鮮やかな水色がとても美しいラケットです。
エレベートのスペック&ラインナップ
- レングス:27.0インチ
- フェイスサイズ:98平方インチ
- ウエイト:305g
- バランスポイント:320mm
- フレーム厚:21.5mm
- ストリングパターン:16×20
98インチというやや小さめのフェイスに加え、16×20という細かいストリングパターンからハードな使用感がうかがえます。
似たようなスペックとしてPrinceのビースト98があります。
黒ベースに赤が映える新作ビースト98 基本スペック プリンス ビースト98 フェイス:98inch² 重量:300g バランスポイント:320㎜ SW:288 フレーム厚:25-23-22 PL:[…]
こちらは厚めのフレームでよりパワフルな使用感
他にも290gのエレベートライト、315gのエレベートツアーという兄弟機種があります。
エレベートの使用感
- 低めの弾道角
- 剛性の高いフレーム
- ハードに打つほど味が出る
ATP選手がつくったとのことで優しいラケット、ではありません。
フレームの縦方向の剛性が強く、ぶれないです。
厚く当ててったときの横のしなりは感じやすく薄く当てると飛ばないですが厚く当てると飛びやすいラケットです。
低めの弾道角
ストリングの目が細かく、特に横糸が20本と多めに設計されている効果からボールの軌道が低くなりやすいです。
ループ系のボールを使う方は要注意です。ストリングの引っ掛かりで持ち上がる感覚が鈍いのでやや持ち上がりづらいです。
良かったのはスライスやドフラットなどの低弾道系のショットが浮きにくいので攻撃力が普段より上がりました。
剛性の高いフレーム
薄ラケなのでしなりを期待していたのですがイメージよりずっと硬かったです。
特に薄く当てていくときのしなり感が全くなく、逆に厚く当てていくとしなり感がでてきました。
Princeのファントムグラファイトと似ている感触で、ある程度厚く打っていけるプレイヤーでないと良さがでないのかなといった印象です。
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ハードに打つほど味が出る
このラケットの1番の良さは飛びを抑えくれる部分だと感じます。
ラケットに快適さやパワーを求めるなら違うラケットがお勧めです。
自分から出力をだしていけてかつ厚く打ち抜いていくフラットドライブ系のプレイヤーにベストマッチな性能でした。
どんなプレーヤーに合うのか
- フラットドライブ系ストローカー
- ハードヒッター
- スピンよりもフラット主体のプレイヤー
総じて言えるのはボールに力を伝えるのが得意な人向けです。
他の方のインプレを見るとボールの伸びが良いと書かれてることが多いですが、かなり使い手を選んできます。
特に筆者は薄い当たりが多いスピンプレイヤーのためボールの伸びを感じる以前に普段以上に力んでしまいました。
お薦めのセッティング(ストリング)
- 細めのゲージ
- 反発力強め
- ホールド感強め
上記のどれかを足して上げるとかなり使いやすさが増します。
特に細めのゲージでテンションを低めに設定しておけば難しく感じていた方でも扱いやすくなります。
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個人的にはこの辺が好きです。