- この記事のポイント
- ATP,WTA,ITFのそれぞれについて解説
- テニスの世界ランキングについて
- 試合のグレードを解説
プロテニスの試合を観てると専門用語が多すぎて何を言ってるのかわからない!
グランドスラムは聞いたことあるけど他の試合が何が何かわからん、、、
ATPとは
男子プロテニス協会(Association of Tennis Professionals)です。
男子プロの世界ランキングはこのATPが運営するATPツアー公式戦で得られるポイント+グランドスラムで得られるポイントの合計で決まります。
エントリーランキング・チャンピオンズレース
ATPのエントリーランキングは過去1年間で出場した試合の中から成績の良かった上位19大会のポイントの合計で決まります。
もう1つチャンピオンズレースというのもあります。
こちらはシーズン始めから終わりまでの1年間のうち成績の良かった上位18大会の合計で決まります。
※前年度のポイントは計算に含まれません
このチャンピオンズレースの上位8名がATPワールドツアーファイナルへの出場権を手にすることができます。
WTAとは
女子プロテニス協会(Women’s Tennis Association)です。
女子プロの世界ランキングはWTAツアー公式戦で得られるポイント+グランドスラムのポイント合計で決まります。
WTAツアーランキング・レースランキング
WTAツアーランキングは毎週発表されるランキングです。
過去1年間に出場した大会のうち成績の良かった上位17大会のポイント合計で決まります。
対してレースランキングは年始をスタートとしそこから全選手が0ポイントで計算を始めて以降の大会でのポイント合計を競うランキングです。
この合計の上位8名がWTAツアー選手権に出場することができます。
ITFとは
国際テニス連盟(International Tennis Federation)
国別対抗戦である、デビスカップ(男子)やフェドカップ(女子)の運営団体です。
グランドスラムやオリンピックの管轄でもあり直接の運営はしていませんが、公認として役割を担っています。
試合のグレードについて解説
ATPワールドツアー
グランドスラム
(ITFが管轄する4大大会優勝すると2000ポイント)
↓
ATPファイナルズ
(年間獲得ポイント上位8名で行うツアー最終戦)
↓
Next Gen ATP ファイナルズ
(21歳以下の選手で行う最終戦)
↓
ATPツアーマスターズ1000
(年間9大会あり、優勝すると1000ポイント)
↓
ATPワールドツアー500
(年間13大会あり、優勝すると500ポイント)
↓
ATPワールドツアー250
(年間40大会あり、優勝すると250ポイント)
ここまでがATPワールドツアー公式戦になります。
※グランドスラムはITFの管轄ではないのでATPの試合ではないです。
WTAツアー
グランドスラム
(ITFが管轄する4大大会、優勝すると2000ポイント)
↓
WTAファイナルズ
(年間獲得ポイント上位8名で行うWTAツアーの最終戦)
↓
WTAエリートトロフィー
(ファイナルズ出場選手を除く上位選手による最終戦)
↓
WTA1000
(年間9大会が開催され、優勝すると900~1000ポイント)
↓
WTA500
(年間13大会が開催され、優勝すると470ポイント)
↓
WTA250
(年間約30大会が開催され、優勝すると280ポイント)
ここまでがWTAツアー公式戦になります。